持続可能な観光地域づくりに向け、長野県及び(一社)長野県観光機構が支援している県内の2地域が、「世界の持続可能な観光地TOP100選」に選出されました。
南信州では1998年に全国に先駆けて農家民泊の受入を行って以来、体験者は延べ20万人に上ります。Iターン者も含めて毎年新たな受入農家が誕生する等地域文化としても根付き、農村の課題を乗り越える持続可能な取組が好事例として高く評されました。
※「南信州」参画地域:飯田市、松川町、高森町、喬木村、豊丘村、大鹿村
千曲市・戸倉上山田温泉では、芸者文化を「地域の誇り」として再定義し、芸者体験や着物での街歩き等、文化の保存と発信を通じた「芸者文化再生事業」に取り組んでいます。若年層やインバウンドへの訴求等を通して、来訪者数と地方収益の向上を図るとともに、後継者育成にも貢献しています。
持続可能な観光に関する国際認証団体であるGreen Destinations(GD)が、毎年世界中の観光地から優良事例を募集し、高い評価を獲得した地域が選出されるものです。
選出地域はGDのHPに掲載され、国際的な認知度向上に繋がります。県内では、令和5年に小布施町、令和6年に千曲市が選出されています。詳しくはGDのホームページをご覧ください。
Green
Destinations TOP100選(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
長野県では、しあわせ信州創造プラン3.0における「世界で稼ぎ地域が潤う経済循環実現プロジェクト」の一環として、持続可能な観光に関する国際認証の取得に向けた地域の取組を支援しており、令和5年度から、(一社)長野県観光機構を通じ、県内の意欲ある観光地に対し、現状把握のためのアセスメント実施に対する助言や、地域におけるサステナビリティ・コーディネーターの養成等を支援しています。
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