油井亀美也宇宙飛行士が搭乗するクルードラゴン宇宙船(Crew-11)が国際宇宙ステーションにご到着され、油井さんにとっては2回目となる宇宙での任務にあたられることに、心からお喜び申し上げます。
「信州ゆめ・きぼう大使」でもある油井さんが、「明るい未来を信じ、新たに挑む!」というキャッチコピーを掲げられ、人類の英知を結集した宇宙の最前線で挑戦し続けるお姿は、信州の子どもたちや県民の皆さまをはじめ、日本中、世界中の人々に大きな夢と希望を与えるものであり、油井さんの地元である長野県知事としてもとても誇らしく思います。
長野県は、雄大な日本アルプスの山々に抱かれ、標高が高く空気も澄んでおり、日本一星空が綺麗な村(環境省認定)や国内有数の天文観測研究施設を有するなど、宇宙との繋がりが深いまさに「宇宙県」です。
8月23日放送予定の文化放送ラジオ「峰竜太とみんなの信州」では、油井さんが所属されている宇宙航空研究開発機構(JAXA)新事業促進部の皆様にご出演いただき、長野県と宇宙との繋がりについてお話しいただくことも計画しています。
油井さんのご活躍を「宇宙県」県民一同、地上からも盛り上げ、応援させていただきたいと思います。
これから約半年間の過酷な宇宙空間での任務では、体調管理に十分ご留意いただくとともに、ミッションのご成功と、無事のご帰還を心よりご祈念申し上げ、長野県で再びお会いできる日を楽しみにしております。
令和7年8月2日
長野県知事 阿部守一
資料
「油井亀美也宇宙飛行士国際宇宙ステーション到着」に係る知事メッセージ(PDF:78KB)
長野県では、県民に夢と明るい希望を与えた県ゆかりの人物を新たに「信州ゆめ・きぼう大使」として委嘱することとし、国際宇宙ステーション(ISS)で活躍した宇宙飛行士の油井亀美也さん(南佐久郡川上村出身)に、県庁で阿部知事から委嘱状を手渡しました。
油井さんは「私自身が夢を持って、希望を持って30年以上努力してきた結果として宇宙に行って仕事ができました。そこで気が付いたことは夢と希望の大切さと人を動かす原動力だということです。私たち日本の宇宙飛行士が活躍することで長野県の皆さんに夢と希望を与えて一緒に頑張っていきたい。」と大使としての抱負を語りました。
また、委嘱に先立って油井さんからは国際宇宙ステーションに持ち込んだ県旗と川上村旗が「宇宙飛行記念品」として返還されました。
©長野県
油井 亀美也 氏
(ゆい きみや、1970年1月30日生 )
JAXA宇宙飛行士
元航空自衛官
長野県南佐久郡川上村出身
長野県野沢北高等学校卒
1992年3月防衛大学校理工学専攻卒
佐久市子ども未来館の名誉館長
アマチュア無線技士
アマチュア局コールサイン「KG5BPH」