「ひやおろし」とは夏を過ぎ秋に調熟した日本酒の事で、その昔は「ひや」 のまま大樽より小樽に移し (おろし)た事より「ひやおろし」と呼ばれ、その味の良さから珍重された酒です。
重陽の節句にはそうした酒に長寿の意味も込めて、菊の花を浮かべて飲んだ習慣がありました。
現在、長野県では「ひやおろし」を次の条件に当てはまるものを指すことにしています。
1.厳寒期に醸造した清酒を一夏越して調熟させ、秋口に入ってほどよい熟成状態
で出荷するもの。
2.一度のみ火入れをした前酒造年度製成の貯蔵酒で、出荷時の熱処理を行わないもの。
詳しくは、最寄りのお酒屋さんにお尋ねし、お買い求めください。