国技「大相撲」の土俵を製作しているのは、長野県上伊那郡飯島町飯島にある株式会社「わらむ」です。
国技「大相撲」の土俵は、勝藁(かちわら)で製作されています。
勝藁とは、1500年前からあると言われる在来種「白毛餅米」の「わら」の別称です。
白毛餅米は、南信州伊那谷だけにわずかに残る貴重な古代米です。
地に倒れにくい力強さ、太さと長さ、しなやかさを特徴としています。
相撲界では負けることを「土が付く」と言い、負ければ「黒星」、勝てば「白星」が星取表に記されます。
白毛餅米は強風に倒れて土が付くことが少ないうえに、その名も「白毛」。
しかも餅米には粘りがあるため、「勝負強く、縁起が良いわら」として土俵に用いられるようになりました。
この稲わらを「勝藁」と命名して土俵を製作しているのが、長野県上伊那郡飯島町飯島にある株式会社「わらむ」です。
大相撲の土俵を製作できる日本唯一の職人集団が、長野県南信州の「わらむ」です。
ちなみに、一つの土俵に使用する俵の数は、66俵だそうです。
中に土や砂利などを詰めて、お相撲さんたちが踏ん張っても壊れないように堅固に、毎年6場所の土俵を製作しています。
この会社は、ほかに「しめ縄」などを制作しており、愛知県の大須観音や犬山市の成田山など全国約70社に収めています。
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