おめでとうございます!
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン(東京都港区)が製作した、気候変動の影響で存続の危機に立つ長野県・諏訪湖の伝統神事をテーマにした映像作品『御渡り/MIWATARI』が、日本時間の18日、タイ・バンコクで開催された気候変動がテーマの映画祭「Changing Climate, Changing Lives Film Festival(以下、CCCL)」のドキュメンタリー部門で審査員大賞を受賞しました。
御渡り(神渡り、御神渡り)は、昼夜の寒暖差によって湖面に巨大な氷の筋が現れる自然現象で、近年の気候変動でその出現が減少しているさまを約11分間の映像に収めています。
「短編映画『御渡り』が入賞したことは望外の喜びであり、気候変動の認知を広げる審査員に敬意を表します。
今後も諏訪湖の観察、記録、拝観神事を継承していきたいと思います。2月17日には、八劔神社で『明けの海』であった旨の奉告祭を行いました。
「災害のない穏やかな地球であることを祈っています」と語りました。
作品名:『御渡り/MIWATARI』
視聴リンク:https://youtu.be/1JXT_U40ttk?si=gF1Hzf_TQ0zQksfe
概要:長野県の諏訪湖が全面結氷すると南の岸から北の岸へかけて氷が裂け、高さ30cmから1.8m位の氷の山脈ができる伝統文化「御渡り」。本作品では、御渡りの出現を判定する八劔神社宮司・宮坂清氏の言葉と、1683年から脈々と綴られた御渡りの記録をもとに、気候変動の影響で出現が減少している御渡りの姿を描きます。
監督:小野友資
撮影:亀村 佳宏
出演:宮坂 清(八劔神社宮司)
制作:HAKUA
2023年/日本/日本語(英語字幕)/11分