白鳥長野県伊那市長を先頭に長野県上下伊那の市町村、議会、経済団体の代表、地元の皆さんが名古屋市の中部地方整備局を訪ね要望書を提出しました。
今回の要望は、昨年12月22日、国の天竜川河川整備計画基本方針が気候変動による大幅な流量の増想定を受けて変更されたことを受け、基本方針で示された新たな洪水調節機能として「戸草ダム建設」が必要不可欠なものであり、現在進められている河川整備計画にダム建設をするものとして取り入れられるように要望をしたものです。
国が基本方針を変更したことは朗報です。
具体化へ進むためにも正念場を迎えています。
地元の熱意と、ダムの必要性を考えます。
長野県上伊那6町村の代表者は、ダムの必要性を訴えてきました。
戸草ダムは、単に三峰川の問題ではありません。
天竜川流域すべての問題、上伊那北部にあっても河川幅の狭い天竜川の流下能力が大きく向上するものです。
流域全体の安全度を高めるためにも整備計画へ書き入れられますように要望しています。
基本方針は、河川整備をつかさどる全体計画で、天竜川や支流の流量を想定。見直しは気候変動への対応が目的で降水量の増加などを考慮し、県内基準点天竜峡(飯田市)の洪水時の想定最大流量(基本高水、100年に1度の大雨を想定)を現行毎秒5700トンから5900トンにする。
さらに、南アルプスや諏訪湖周辺の雨量増が見込まれ、方針に反映させる天竜峡より上流の支流のうち三峰川と横川川の計画高水(洪水調節機能で抑え込んだ流量)を引き上げる。特に上げ幅が大きい三峰川は現行毎秒700トンから1700トンに変更する。
流量増に対し、ダムなど既存施設の活用や新たな洪水調節機能で対応する。方針の改訂に伴い、整備メニューを盛った整備計画の見直しを予定。戸草ダム建設が、計画に反映されるか注目される。
本文:
一部に長野県箕輪町長ブログを引用転載しています。