2020年2月6日、米カリフォルニア州バニングのレコードをプレスする際に原盤となる「ラッカー盤」を製造する工場で火災が発生し、製造ができなくなったことから、長野県宮田村の一箇所となりました。
「ラッカー盤」の原材料をレコード業界に供給している会社のApollo Masters。幸いにも、火災による負傷者はいなかったが、製造工場は全焼してしまいました。
レコードをプレスする際に重要な原盤となるラッカー盤は、マスタリングされたサウンドファイルの溝を刻んだアルミニウム・ディスクからできています。
このラッカー盤の原材料を供給している会社は世界に2社しかなく、Apollo Mastersと日本、長野県宮田村のMDCのみだった。
日本のMDCは、今回の火災の前もすでに需要に追いつくのに苦労していた。このことから、業界の専門家は、今回の影響でラッカー盤の原材料が不足し、世界中のレコード業界に影響を与える可能性があると指摘している。
今は、長野県宮田村にある会社のみで、このレコード盤原盤の元が作られています。
世界中のアナログレコード生産を支えている会社が、大量生産の元となる「ラッカー盤」を作っているパブリックレコード(上伊那郡宮田村)で、世界で唯一の製造会社です。
音楽鑑賞は、CDの売り上げが減り、ネットを通じたサブスクリプションサービスが主流に変わったが、昔ながらのアナログレコードの人気は再燃している。
音像を記録する「キャンバス」「フィルム」と言えるラッカー盤が、長野県宮田村で作られているのです。
引用元リンク
https://pitchfork.com/news/devastating-manufacturing-plant-fire-threatens-worldwide-vinyl-record-supply/