ミシュランガイドで「三つ星」評価の「びんずるさん」が盗まれてから、4月6日に無事本堂に戻りました。
お釈迦様の弟子であるびんずる尊者像は、長野市民からは「びんずるさん」と親しまれていますが4月4日に盗難被害に遭いました。
びんずる像の300歳を祝って、善光寺境内で手作り市「善光寺びんずる市」が4月から毎月第二土曜日に開催されるのに、影響が出るところでした。
善光寺のホームページによると、「びんずるさん」は病気を治す力があるとされ、像の身体をなでると、その部位の病気が治るという信仰があり、「撫仏(なでぼとけ)」とも言われて、木製の像の肌は光輝いています。
ミシュランガイドによると、このびんずる像は「三つ星」の評価を得ています。
善光寺では、毎年1月6日の夜、びんずる像を台座ごと引き回す「びんずる廻(まわ)し」という行事もあり、また、びんずる像の300歳を祝って、2013年からは善光寺境内で手作り市「善光寺びんずる市」が始まりました。
1971年から始まった祭り「長野びんずる」は、地元長野の夏の風物詩として定着しています。
無事善光寺に「びんずるさん」が戻り信州人は、一安心です。
賓頭盧(びんずる)尊者は、お釈迦さまの弟子です。
十六羅漢メンバーにも入っています(十六羅漢とは? - 釈迦が遺言を託した十六人の弟子 )。日本では、「身体の悪いところに触れると治してくれる」という、なで仏としても有名です。親しみを込めて「おびんずるさん」などと呼ばれることも多いです。
【びんずる尊者像とは】
釈迦(しゃか)の弟子を模した木像で、約300年前から善光寺に安置されていると伝わる。善光寺事務局によると、高さ83センチほどで重さは不明。本堂外陣にあり、なでた場所の痛みや病気が治るとされる。多くの参拝者からなでられて目や膝などがすり減っている。毎年1月6日には参拝者らが台座ごと木像を本堂内で引き回すなどして健康を祈る行事「びんずる回し」がある。長野市の夏祭り「長野びんずる」はびんずる尊者にちなむ。
善光寺びんずる市などの詳細は、下記リンク先をご覧ください。