2019年台風19号災害で被災された有限会社小川醸造場が、昨年10月に開催された第63回全国味噌鑑評会において農林水産省大臣官房長賞を受賞されたことに伴い、2023年1月16日(月曜日)14時00分から阿部知事に受賞の報告をします。
小川醸造場への復興支援について
- 長野県中小企業等グループ施設等復旧整備補助金(グループ補助金)を活用した支援
被災工場の建替え・修繕、設備の入替え(みそ充填機等)
- 国・商工会議所による被災小規模事業者再建事業(持続化補助金)の活用
- 工業技術総合センターによる酵母の分離、選抜とみそ製造設備の譲渡・寄贈
- 長野県味噌工業協同組合連合会から、蒸煮缶等の製造設備の譲渡・寄贈
- この他、民間団体がクラウドファンディングなどによる復活支援
全国味噌鑑評会について
一般社団法人中央味噌研究所(所在地:東京都)が、味噌の品質と技術の向上を目指すことを目的に毎年実施している行事である。
ただ、2020年と2021年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により中止されており、2022年は3年ぶりで通算第63回目の開催となった。
小川醸造場は、前回の2019年の第62回全国味噌鑑評会で農林水産大臣賞を受賞されている。今回2回目の受賞です。
おめでとうございます。
2019年10月13日、台風19号で長野県では千曲川が決壊しました。その濁流が小川醸造場(長野市長沼)のみそづくりの全てを飲み込みました。
明治18年、麹(こうじ)を使ったみそづくりを創業。四代目の小川さんは地大豆にこだわり研究を重ね、135年の時を経て、被災前に仕込んだみそが日本一に輝いたのです。この地に生き、子を育て、大豆畑を耕し、みそを仕込む毎日……その営みが人々の命を紡いできました。
「守りきれなかった―」。収入が絶たれ、家財も失い、絶望の淵であえぐ小川さん夫妻をなんとか救いたい! 2020年3月、NPOをはじめとした団体や個人が集まり、二人を励まし応援するプロジェクトを立ち上げました。
地域のみそ屋さんの復活が、未だ被災に苦しむ人々の心に希望の光をもたらすことにもなる。そう信じて……私たちにぜひ力をお貸しください。
2019年10月7日に全国味噌鑑評会に出品。13日に台風19号により千曲川が決壊し、醸造設備も仕込み中のみそも壊滅に。混乱の中、30日「2019年農水大臣賞受賞」の知らせが届いたのです。
再び2回目の受賞は、2022年10月に開催された第63回全国味噌鑑評会において農林水産省大臣官房長賞を受賞されました。