信州には霊山として畏れられた 険しい山岳が多く、山伏も多く活動していました。
「山伏」とは、山岳で修行することによって超自然的な力を体得し、その力を用いて呪術的な活 動をおこなう宗教者のことです。
「山に伏して修 行する」ことからこの名前がつけられているよう に、山岳信仰と一体となったものです。
奈良時代の終わりから平安時代にかけて、山林で修行する僧によって広められた山岳信仰は、わが国の古代社会において独自の発展を遂げた信仰形態のひとつです。
長野県佐久市岩村田の「大井法華堂」に伝えられた文書 のうち800点余りは長野県佐久市指定文化財に指定され ています。
この企画展が同館夏号に掲載されています。
長野県立歴史館まで行かれない方は、同館企画展の動画をご覧下さい。
歴史館たより2022夏号 vol.111
<常設展示紹介>
原始:最初に住んだ人々
古代:木曽義仲合戦図屏風
近世:善光寺の由来~善光寺如来東録
近現代:大正時代の扇風機
<夏季企画展> 山伏-策の修験 大井法華堂の世界-
<研究の窓> 希少な遺物の研究は難しい
<長野県立歴史館 文献史料課のお仕事 その2>
古文書班 古文書の整理と公開
<インフォメーション>
2022年6月~9月の行事予定
行事アルバム
・歴史館でこどもの日
・至宝の名品 考古資料
古文書Web講座開設