信州大学教育学部・自然地理学研究室の廣内大助教授は7月5日、名古屋市千種区星が丘山手の市立東星中学校でICT(情報通信技術)を使った「防災マップ」作りを指導しました。
大地震や豪雨など大規模災害へ備えるとともに、生徒の防災意識を高める狙いです。
初回は生徒会と図書委員約30人が6班に別れて、中学校の裏山や千種図書館付近などのフィールドワークを実施。タブレット端末に中学校の位置をGPSで確認したあと、学校周辺の安全な避難場所や災害時に倒木、崖崩れが予想される危険な場所を撮影し、地図に入力していきました。
フィールドワークに同行した廣内教授は、この日の講評のなかで「ふだんから安全な避難場所を考えておくなど頭を働かせておくことが大事」とアドバイスしました。
東星中学は夏休み中に学区内の安全な場所、危険な場所を地図上に示し、9月中に防災マップを完成させます。マップを全校生徒に配るほか、学校に隣接している千種スポーツセンターに掲示する予定です。
写真と記事:名古屋長野県人会 広報文化委員会 委員長 西村公秀氏
廣内 大助 氏
Hirouchi Daisuke
所属 (現在)
2022年度: 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授
所属 :(過去の研究課題情報)
2022年度: 信州大学, 学術研究院教育学系, 教授
2015年度: 信州大学, 教育学部, 准教授
2013年度 – 2015年度: 信州大学, 教育学部, 教授
2012年度: 信州大学, 教育学部, 准教授
2007年度 – 2010年度: 信州大学, 教育学部, 准教授
2006年度: 愛知工業大学, 工学部, 研究員
研究分野:
地理学 / 教科教育学 / 地理学関連 / 医療社会学 /
社会システム工学・安全システム / 自然災害科学・防災学
活断層 / 変動地形 / トレンチ調査 / 阿寺断層 / 一回変位量 /
平均変位速度 / 地震 / 自然災害 / 横ずれ断層 /