飯田市の飯田女子短期大学短大生らが、長野県特産の市田柿を使ったオリジナルの焼き菓子を開発しました。
市田柿を使ったオリジナルの焼き菓子を開発したのは、地産地消に取り組んでいる、飯田市にある飯田女子短期大学と長野県高森町です。
焼き菓子は、硬い食感が特徴のイタリア伝統の焼き菓子「ビスコッティ」で、小麦粉や卵を混ぜた生地のなかに市田柿の実を包んで焼き上げたものです。
飯田女子短期大学短大生らは、高森町から提供を受けた市田柿を使って、飯田市内の洋菓子店の指導を仰ぎながら、新商品の開発にこぎつけたということです。
考案した2年生は「試行錯誤しましたが、柿をそのまま挟むことで甘さがいちばん引き立つと感じました。地元の食材を使うことで地域の活性化につながってほしい」と話していました。
また、高森町産業課係長は「学生さんの発信する商品で、若い人が市田柿を好きになるきっかけになってほしい」と期待を込めて話しています。
この短大生らが開発した市田柿のビスコッティは、来月から飯田市内の洋菓子店で販売されることになっています。