国内最初期の鉄橋は飯田市「遠山川第4号橋梁」

国内最初期のPC鉄橋は長野県飯田市の「遠山川第4号橋梁」です

プレストレストコンクリート鉄道橋です。

長野県飯田市遠山郷の遠山森林鉄道軌道跡にある、1954年完成の「遠山川第4号橋梁(きょうりょう)」は国内で最初期と判明しました。

参考資料 Ⅰ

 

プレストレストコンクリート(PC)PDF版

http://www.jpci.or.jp › pc-hp-bukai-gian-130214

 

 コンクリートに「プレストレス」を導入するには、鉄筋の5~6倍の強度を持っている「PC鋼材」と呼ばれる高強度の材料を使います。プレストレストコンクリートをつくるためには、PC鋼材を引っ張って(この作業を「緊張」といいます)、張力を与えた後にコンクリートと固定します。緊張により伸ばされたPC鋼材が元に戻ろうとする(縮もうとする)性質を利用し、コンクリートに圧縮力(ストレス)を与えます。

参考資料 Ⅱ

信濃毎日新聞記事から一部引用しています

 長野県飯田市遠山郷の遠山森林鉄道軌道跡にある、1954年完成の「遠山川第4号橋梁(きょうりょう)」が、現在でも一般的な「プレストレストコンクリート(PC)」を使った国内最初期の鉄道橋であることが、東京大大学院の中井祐教授(土木学)らの調査で判明しました。

 国重要文化財指定が決まっている同様の鉄道橋よりも約半年古く、中井教授は「文化財としての評価はまだ定まらないが、PCの原点としての価値は遜色ない」とみています。 

 東京大大学院の中井教授によると、遠山川第四号橋梁は、長さ二九・三メートル、幅二・五メートル、桁高一・二五メートル。PCは、張力を与えた高強度の鋼材を埋めこむことでコンクリートを両端から圧縮し、ひび割れなどを起こしにくくする技術で、一九二〇〜三〇年代ごろから欧州で実用化され、日本では、特許が切れた昭和三十年代以降に急速に普及したそうです。

 国内では先駆的にPCを活用した例が各地にある。重文指定が決まっている五四年完成の第一大戸川橋梁(滋賀県甲賀市)は、遠山川第四号橋梁と同じ方式では国内初の本格的な鉄道橋とされるが、完成は第四号橋梁より半年ほど遅い。

 中井教授は昨年、遠山森林鉄道や林業の興隆が遠山郷一帯の文化に与えた影響を調べようと訪れた際、第四号橋梁の存在を知り、今年五月に現地調査。

 中井教授は「なぜここにPCが使われたのか引き続き調べたい」と話します。

 森林鉄道跡は現在は市道で、市は安全上の懸念から、一部区間を通行止めとし、第四号橋梁を含めた区間は歩行者に対しても封鎖しています。

 飯田市出身の登山家(70)ら地元の有志は登山道として整備、活用しています。

一部登山者の利用を黙認している市は、森林鉄道跡の今後の方針について本年度中に結論を出し「橋の価値が認められてうれしい。多くの人に見てほしいので、市には周辺だけでも整備してほしい」と話しています。

 

「遠山郷」と呼ばれる飯田市上村、南信濃地区の遠山森林鉄道跡にある「遠山川第四号橋梁(きょうりょう)」が、高強度の「プレストレストコンクリート(PC)」を使った国内最初期の橋であることが11日、専門家の調査で分かった。1954(昭和29)年3月に完成した橋について、専門家は「貴重な学術的価値があり、国登録有形文化財レベル」と評価。林鉄跡の活用に取り組んできた住民らは、今後の保存を求めている。

■なぜこんな山奥に?

 遠山川第四号橋梁は、長さ29・3メートル、幅2・5メートル。川の増水時に水没する橋で、付近の地名から「大野の沈下橋」と呼ばれる。調査した東京大大学院の中井祐教授(土木学)によると、同橋梁には、高強度の鋼材を埋め込んで圧縮力を与えたプレストレストコンクリートが使われている。鉄筋コンクリートよりも引っ張られる力に強くてひび割れが生じにくく、当時としては最先端の工法。現在は橋などに一般的に用いられている。

 この工法が使われた建造物では今年、滋賀県甲賀市にある信楽(しがらき)高原鉄道の「第一大戸川橋梁」の国重要文化財指定が決まったばかり。遠山川第四号橋梁は、同じ54年にできた第一大戸川橋梁より完成が半年ほど早く、同様の規模だった。中井教授は「なぜこんな山奥に最先端の技術が使われたのか、さらに調べたい」と話す。

■飯田市は林鉄跡の活用を模索

 橋を含む林鉄は73年に廃止後、地元の村道になり、飯田市に合併した2005年以降は市道となった。村道時代から通行止めが続き、市は地元住民が歩くことは黙認してきた。

 昨年には同市南信濃木沢の登山家、大蔵喜福さん(70)らが一部を登山道として整備。ただ、一般登山客から「通行できるか」と問い合わせが遠山郷観光協会に相次ぎ、市は事故防止のため今年6月、橋などがある柿の島―北又渡間を封鎖した。

 橋の保存状態は良く、人が歩いて渡るには十分な強度がある。ただ、一部に損傷が見られ、前身の会社が建設に携わったオリエンタル白石(東京都)は取材に「今後も使えるよう、検査や修復をしたい」と前向きな姿勢を示す。

 市は本年度中に、林鉄跡が活用できるか結論を出す方針。54年に保線員として橋梁に線路を敷いた同市南信濃木沢の原田広明さん(87)は「今のままではもったいない。なんとか保存してほしい」と訴える。林鉄跡の保全や活用に取り組んできた「夢をつなごう遠山森林鉄道の会」の前沢憲道会長(73)=同市南信濃木沢=は「いろいろな人が来て見られるようにしたい」と期待している。

          ◇

 〈遠山森林鉄道〉 飯田市南信濃木沢の「梨元貯木場」から、遠山川沿いをさかのぼり、北又渡(きたまたど)、大沢渡(おおさわど)、西沢渡(にしさわど)を結んだ全長30・5キロの路線。帝室林野局(後の営林署)が木材搬出のため1940(昭和15)年に建設を始め、54年に全線開通した。南アルプスの聖岳や光(てかり)岳に登る際にも使われた。73年夏に廃止され、地元の村道として整備されたが、その後通行止めになった。

かつて遠山森林鉄道が行き来した遠山川第四号橋梁。現在は飯田市が封鎖して通れない=2020年9月、同市
建設中の遠山川第四号橋梁。1953年秋ごろの撮影とみられる(原田さん提供)
 
 

 

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