酒千蔵野 の杜氏 「千野麻里子」氏は、長野県初の女杜氏です。
株式会社酒千蔵野の社長です。
蔵元の一人娘として、醸造・微生物学を東京農業大学にて学びました。
微生物の世界に惹かれ、国税庁醸造試験所で2年間の研修を積み、日本酒の魅力を覚えて川中島へ帰郷しました。
先代杜氏へ10年間の約束で杜氏修行をはじめるが、8年目を過ぎた春、先代杜氏の急病により杜氏へ就任します。
努力と抜群のセンスで、その後数々の受賞歴を誇ります。
酒千蔵野は、天文12年(1540年)創業。信州・長野県で最も長い歴史と伝統を誇る酒蔵です。全国的にも7番目の歴史を持つ酒蔵で、川中島合戦の折り「武田信玄公」が千野の酒を召し上られたことでも有名です。
酒千蔵野の酒造りを支えている大事なもの。その一つに「水」があります。水の良し悪しは、酒の味わいに大きく影響します。 千野の仕込み水は460年以上、蔵の中にある井戸から湧き出している、千曲川と犀川の豊かな伏流水なのです。
酒造りで最も大事なものの一つが、「お米」。酒千蔵野は信州の地酒蔵として地元の米にこだわっています。そのひとつが、酒造好適米「美山錦」。地元農家様との契約栽培を行い、土造りからともに取り組んでいます。