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松代群発地震から2022年8月で57年目です

 最近、地震が多く発生しています。地震、雷、火事、親父・・・。地震列島日本であり、地震は怖いもののトップです。

 6月19日に石川県能登半島で発生した地震は、2018年から発生しているもので、長野県内で過去に発生した松代群発地震と似ている言われます。

 

 この松代群発地震は1965年(昭和40年)8月3日に始まり、2022年8月で57年目を迎えます。当時、私は長野県篠ノ井市(現在、長野市篠ノ井)に住み中学生でした。体感震度5の松代群発地震はとても怖かった記憶として残っています。

 

 まもなく8月で57年目を迎える松代群発地震について、当時の状況を気象庁の資料から紹介します。 

松代群発地震の概要

 松代群発地震は1965年(昭和40年)8月3日に3回の体に感じない地震から始まりました。地震活動は次第に活発になり、翌年の1966年(昭和41年)4月17日には震度1以上の地震が1日に585回(うち震度4と震度5が各3回)観測されました。松代群発地震の最大マグニチュードは5.4、最大震度は5でした。

 

 一連の群発地震により、地すべり、地割れ、家屋の倒壊・損壊、湧水による農業被害などがありました。死者はでませんでしたが、度重なる地震により住民に多大な心理的不安をあたえました。松代群発地震は1966年をピークに地震活動は次第に沈静化していきますが、地震活動は現在でも続いています。

地震の揺れによる被害

 地震活動は、体に感じない地震を含めた総回数が74万回を越え、1日当たりの震度1以上の地震回数の最大は585回となっています。その中で最大の地震は、1966年4月5日17時51分に起きたマグニチュード5.4の地震であり、最大震度5を観測しました。

 

 当時は気象官署だけでの観測であったため、局所的には震度6を越えていた可能性もあります。これらの震動により家屋・塀の倒壊、家具の転倒などの被害がありました。単独の地震で壊れなくても、何度も繰り返し揺らされることにより、家屋の被害は大きくなりました。

温泉井戸の自噴

 1965年11月4日に長野県松代町加賀井にある一陽館旧源泉で、いままで枯れていた温泉井戸から25℃のお湯が突然出始めて、22日には33℃に上昇し、毎分80リットルも湧出しました。東条加賀井温泉一陽館の春日功氏の努力により、同温泉の湧出量と温度の測定が行われ、地震活動との関連が調べられています。また、松代地域一帯の温泉及び湧水成分の分析は、多くの機関によって行われました。

湧水による被害

 1966年4月頃から松代町東条地区で地下水の湧出が始まりました。8月下旬になると湧水の範囲が広くなり、湧水の地点数と水量も急増し、4か月間で総量1千万トン程の水が流出したと推定されています。湧水ははじめ真水でしたが、次第に含有物を増していき、塩素イオンの多いものと、塩素イオンを含まない弱アルカリ性の水との2系統がありました。いずれも1967年~1968年頃から水量は減り出しましたが、含有物の割合は変化しませんでした。これらの湧水により、農作物は被害を受け、生育・収量に大きな損害をもたらしました。

液状化現象

 直接被害をもたらす事がなかったので、当時はあまり話題となりませんでしたが、松代群発地震では液状化現象だと考えられる噴砂・噴水現象が見られています。1966年4月5日17時51分に起きたマグニチュード5.4、最大震度は5を観測した地震で、須坂市村山地区では、地下水が10~15㎝位の口径で、高さ5㎝まで噴出する現象が10分間程度続きました。若穂町温湯地区では果樹園内2か所で泥水の噴出したことが報告されています。また、この地震の翌日、千曲川の河川敷で噴砂現象が確認されています。

発光現象

 松代群発地震では、多くの発光現象の観察記録が集められ、特に松代町東条の栗林亨氏による世界で初めての写真撮影例、10例(8例はカラー)が得られました。これらの資料は、発光現象を科学的に調査する上で貴重な資料となりました。松代群発地震は、最盛期には数分間隔で震度1以上の地震、数秒間隔で体に感じない地震が発生しており、発光現象と個々の地震との対応は明確ではありません。また、比較的規模の大きい地震の発生時あるいはその前後に、発光が強かったというわけでもなく、発光現象のはっきりした原因は解明されていません。

地すべり

 1966年9月17日14時頃松代町牧内地区で幅100mにわたる地すべりが発生しました。数日前から地割れ(地すべり性)や多量の湧水があり、前日(16日)には降雨がありました。地割れの変化を測定していた地震研究所中村一明助教授(当時)から「変動速度が早くなり、地すべり発生の恐れがある」と説明が16日の午後、松代町長にあったため、松代町では16日の夜半に危険区域の住民に避難命令を出しています。家屋倒壊11棟等の被害はあったものの、人的被害はありませんでした。

地鳴り

 松代群発地震は顕著な地鳴りを伴う特徴がありました。地震動を感じていなくても地鳴りだけを観測することもありました。

地震時の地鳴り音 (1965年9月8日 時刻不明) ※お使いのブラウザによっては再生できない場合がありますので省略しています。

資料提供:松代地震観測所

https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/matsushiro/mat50/index.html

 

所在地 :長野市松代町西条3511(案内図
連絡先 : 松代地震観測所連絡事務所(案内図

〒380-0801
 長野市箱清水1丁目8-18 
  長野地方気象台内 
   電話 026-232-0171
 
リンク先:
 出典:気象庁ホームページ 

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出典:気象庁ホームページ 

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