2019年10月の台風19号で甚大な被害が出た長野市長沼地区は、リンゴ農家などの被害が甚大で、家屋の浸水被害も多大でした。
この台風19号で甚大な被害が出た同地区では、決壊直前に地区の消防団員が各集落の火の見やぐらから半鐘をたたき続け、避難を呼びかけて、住民に知らせて被害を少なくしたことで話題となりました。
長野市に大きな爪跡を残した、この台風19号災害の記憶を後世に残すために、グレート無茶を制作委員長にして[決断〜火の見櫓に登った男たち〜]と称した記録映画を制作することになりました。
長野県内出身の映画プロデューサーや長野県議らが、現在も、なり手不足に直面している消防団員の活動に焦点を当てた表題の短編映画の製作に乗り出しました。
舞台は2019年10月の台風19号で団員が住民の避難誘導に貢献した長野市長沼地区です。
映画制作委員会では、長野市や市教育委員会にも制作委員会に加わってもらい、長野県民や長野県出身者を対象に来月、役者のオーディションを行い、9月下旬に長野市長沼地区で撮影する予定です。
台風19号の被災から5年を迎える来年10月の公開予定で、子どもたちに水害の記憶を伝えるため県内の学校などを巡回して上映することにしています。