ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏が死去しました。
平和言論活動を展開したことでも知られる大江氏は長野県内でも演壇に立ち、長野県
須坂市内でも「本の力」との演題で講演活動をしていました。
大江健三郎氏は、東京大学在学中に、「飼育」で芥川賞を受賞して、1994年にノーベル賞を受賞しました。
大江氏が自分の一生を考え、16歳の時に出会った一冊の本「フランスルネサンス断章」があるから今があると語っていました。
50年以上も前に書かれた本が、生き方を作ってくれたということは、本を読む私たちに伝えようとすることが、「本を読む力」であるとともに、人間らしく生きることであるとも語っています。
ご冥福をお祈りいたします。 合掌。