3月6日の発射が予定されている宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新型主力機H3ロケット1号機には、金属部品加工のヤマザキアクティブ(長野県埴科郡坂城町、山崎忠承社長)が開発した緩みにくいボルトやナットなどが採用されてます。
採用されたのは、製品は「アクティブクロス」のボルトやナット、座金(ワッシャー)。固定する部品と接するナットなどの下部(フランジ)がスカート状に広がっているのが特長です。NHK朝ドラの「舞い上がれ」でもネジの工場が今、話題です。
大阪の町工場ばかりではなく信州においても、2005年から信州大工学部(長野市)と共同開発して、振動や衝撃があった場合に、フランジがたわむことで力を吸収してネジが緩ませないようにし、製品化しました。
今回は打ち上げが再三延期されているH3ロケットですが、このH3への部品採用は、長野県内最大規模の工業展「諏訪圏工業メッセ」への出展がきっかけです。
2017年の開催時に、JAXAとH3ロケットを開発する三菱重工業の担当者が会場のヤマザキアクティブのブースを訪れ、商談が始まり、アクティブクロスをH3に納入する契約を2018年に三菱重工と結びました。
信州の期待される企業のひとつです。
企業名 :株式会社ヤマザキアクティブ
所在地:
389-0603
長野県埴科郡坂城町南条2223-2
電話番号 :0268-82-7635
FAX :0268-82-8529
メール :yamazaki@yama-active.co.jp
ホームページ:http://www.active-x.jp
代表者名 :山﨑 忠承
創立年月 :昭和42年8月
従業員数 :17人
資本金 :1,000万円
ヤマザキアクティブの2022年7月期の売上高は約3億5千万円でした。