長野県内では新型コロナの新たな感染者が、きのうに続いて3日連続で確認されませんでした。長野県内の新規感染者は、落ち着いた状態となっていて、県は独自の感染警戒レベルをすべての地域で「2」の「注意報」に引き下げました。
阿部知事は会見で、県内では、きょうも新型コロナの新規感染者はいないと明らかにしました。
3日続いて感染者がないのは、去年10月以来です。
1週間あたりの新規陽性者は、1月第2週をピークに下がり続け、きのうまでの直近1週間では人口10万人あたり0.83人と落ち着てきていて入院など療養者の数もピーク時に比べかなり減少しています。
こうした状況を受けて、県は、独自の感染警戒レベルについて「レベル5」の白馬村や「レベル4」の北アルプス圏域を含め、県内すべての圏域について、レベルを引き下げ、注意報にあたる「2」としました。全県でレベル2以下となるのは去年11月11日以来です。
県では、県民の日常的な行動や飲食店などの営業時間短縮など感染防止策によって「第3波は収束しつつある」との認識を示しました。阿部知事は「レベル2に下がっても緊急事態宣言が出ている地域との往来は控えるなど感染防止対策を引き続き行って欲しい」と述べました。
(記事提供:2021年02月12日20時27分 SBC放送分から)
写真提供:NHK長野放送局