通知表のない長野県伊那小学校を知ろう

FRIDAY, OCTOBER 16, 2020 AT 2 PM – 4 PM

通知表のない長野県伊那小学校を知ろう~

苫野一徳さんと考える未来の教育と地域~

Online Event

長野県の伊那市立伊那小学校は、60年以上も通知表がない。さらに時間割やチャイムもない。熊本大学教育学部の苫野一徳准教授は「公立小学校でもここまでできるのかと多くの人は驚くだろう」という。なぜそんなことができるのか――。

PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)    2019/04/09 記事

「総合的な学習」の形骸化

今後、“国”は「探究」をカリキュラムの中核にしていく方向性をはっきりと打ち出しているように見えます。出来合いの答えばかり勉強するのではなく、自分(たち)なりの問いを立て、自分(たち)なりの仕方で、自分(たち)なりの答えにたどり着く、そんな「探究型の学び」を中心とした学びです。でも、その方針が“学校現場”とはまだまだ大きな乖離があるのも事実です。次のような反発も、きっと起こることと思います。

よく聞かれるのが、「総合的な学習」も、結局は失敗だったじゃないか、という批判です。「活動あって学びなし」になっているとか、「なんちゃって総合」になっているとか、ひどい場合には、学校行事の準備にあてられて機能していないとか言われます。

確かに、そういう面はあると思います。「総合的な学習」の形骸化にはわたしもよく出くわします。先生はしっかりやっているつもりでも、実は子どもたちを先生のシナリオ通りに動かしてしまっているような「総合」もたくさんあります。

成功した「総合」の事例から学ぶ

でも、だからと言って「総合」は失敗だったと結論づけて、「決められたことを決められた通りに」の教育へと舞い戻ることが「よい」ことと言えるでしょうか?

こうした議論の際に欠けているのは、むしろ“成功”した事例への言及です。そしてそこから学ぼうとする姿勢です。わたしたちは、うまくいかない事例があると、「だからこれはダメなんだ」とすぐに「一般化のワナ」に陥ってしまいがちですが、「総合」は始まってすでに20年近くが経つものです。この間に、大きな成果を上げた実践はたくさんあるのです。

ならば、そうした事例に学ばない手はありません。それら数多くの事例について一つひとつ論じることはできませんが、いくつかご紹介しておきますので、ご興味のある方は実際に調べていただければ嬉しく思います。

たとえば、長野県の伊那市立伊那小学校は、総合的な学習の先進事例として有名な学校です。ヤギやヒツジ、ニワトリなどの生き物の飼育が特に有名ですが、木工や料理など、その他の活動も盛んです。

60年以上「通知表」がない公立伊那小学校

 伊那小学校には、何と60年以上もの間「通知表」がありません。固定的な時間割やチャイムもありません。「探究」を中核にする以上当然のことではありますが、公立小学校でもここまでのことができるのかと、多くの人は驚かれることと思います。「探究」(総合)の長い歴史を持つ、きわめて貴重な学校です。

この学校の探究テーマは、毎年各クラスの先生と子どもたちで考えて決めています。その長い歴史における、無数のプロジェクトの成功と、そしてうまくいかなかった例もきっとあったでしょうから、そうしたさまざまな経験から、わたしたちは実りある「探究」の条件を大いに学び取れるはずです。

以前、伊那小学校の林武司校長とご一緒した際、伊那小では、先生同士がとことん対話し協働する機会がたっぷり設けられているというお話を伺いました。さらには、「伊那小を切る会」なるものも、40年近く毎年続いているとのこと。現状に満足せず、常に互いにリフレクションする機会を意図的に整えることは、「探究」を中核にした学校には特に不可欠なことなのだと思います。

「探究」の実践には蓄積がある

和歌山県にある、文字通り「プロジェクト」をカリキュラムの核とした「きのくに子どもの村学園」と、その全国に複数ある系列校からも、学ぶべき英知はたくさんあります。ご興味のある方には、ぜひ、この学校の創設者、堀真一郎さんの『きのくに子どもの村の教育』をお読みいただければと思います。

大阪には、やはり個人や協同での「探究」を核にした「箕面こどもの森学園」もあります。こちらの学校も、辻正矩さん他の『こんな学校あったらいいな』という本で詳細を知ることができますので、お読みいただければ嬉しく思います。

世界的な注目を集めている国際バカロレア(IB)の教育プログラムも、文科省の推進もあって、今少しずつ日本国内に普及し始めています。これもまた、教科横断的な「探究」をカリキュラムの中核とした教育です。詳しくは、文科省のホームページや、『セオリー・オブ・ナレッジ──世界が認めた『知の理論』』などをご参照いただければと思います。

公立であれ私立であれオルタナティブ学校であれ、実りある「探究」の実践は、このようにかなり蓄積されているのです。

 

 苫野一徳(とまの・いっとく)

熊本大学教育学部准教授

1980年生まれ。博士(教育学)、専門は哲学、教育学。著書に『教育の力』(講談社現代新書)『どのような教育が「よい」教育か』(講談社選書メチエ)『勉強するのは何のため?』(日本評論社)他多数。全国の多くの自治体や学校等でアドバイザーも務める。現在、共同発起人として、幼小中学校が一体となった軽井沢風越学園の設立を準備中。

 

2019/04/09 記事の一部引用

PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)から。

会報紙「中京の信州人」原稿は、まもなく締切 です!

  • 会報誌「中京の信州人」へ掲載する原稿を募集しています。
  • 「我が郷里の紹介」は市町村毎に順次掲載しています。
  • 「我が郷里の味自慢」はご自身の腕自慢料理でも結構。
  • 「我が郷里の名士」の候補者とともに寄稿をお願いします。
  • 「我が母校の紹介」は未掲載の学校を順次ご紹介します。

長野県PRキャラクターアルクマ©️長野県アルクマ

「Withコロナ」新生活様式へ。

長野県PRキャラクターアルクマ

 新型コロナウイルス感染拡大防止対策における、イベントや行事の中止や延期、施設の利用制限、学校関係に関する情報等については、ホームページでご案内しています。長野県の情報、いざという際の連絡先なども掲載しています。こちら をご覧ください。

 2020年9月場所御嶽海関は

8勝7敗の結果でした。

御嶽海後援会・県人会応援団

県人会会員募集中!

 家族会員、法人会員を

 募集中です。 

  ・長野県で生まれた人

  ・長野県で育った人

  ・信州が好きな人

  ・故郷を強く思い中京圏で活躍している現役の人など

  が集っています。

  名古屋長野県人会

  に参加してみませんか。

長野県PRキャラクター「アルクマ」©️長野県アルクマ

名古屋長野県人会を応援して下さい!!

当県人会運営に際しまして、ご理解ご支援ご協力を賜りお礼申し上げます。歴史ある長野県人会の更なる充実と発展のため会員様・法人企業様等からのご支援ご賛同をお願い致します。

バーコード画像

長野県移住相談掲示板

長野県内のUターン・I ターン・空き家バンクの各種情報は

掲示板をご覧下さい。

県人会HPは、スマホにも対応しています!下記QRコードから。

■松本山雅FC製チェックストール新発売! フランス製です。

法人会員募集中です。

長野県PRキャラクター「アルクマ」©️長野県アルクマ

県人会法人会員(順不同)

   会員ブログ 

会員の皆さん、ブログ記事

を事務局まで投稿して下さい。

お待ちしています!

名古屋長野県人会は、現在、在宅勤務(テレワーク)推進のため、電話対応です。     ご了承をお願いします。

      TEL 052-251-2121