佐久穂町には、「古谷ダム」と「余地ダム」の二つのダムがあります。
これらのダムは、長野県佐久建設事務所が管理する県営ダムです。
佐久地域の酒造会社有志が立ち上げた「佐久SAKE
Aging研究会」が、この二つのダムにおいて日本酒の貯蔵実験・研究を始めることとなり、4月23日の午後、研究会のメンバーにより日本酒がダム施設に搬入されました。当日の外気温は23°C、余地ダムの監査廊の気温は7°Cとひんやりとしていました。夏の間も10°Cくらいだと聞いておりますので、どのような仕上がりになるかとても楽しみです。
この貯蔵実験の概要は、次のとおりになります。
★実験の目的
年間を通して温度変化が小さいダム施設において、日本酒の貯蔵場所としての有効性、ダム貯蔵酒の活用による地域振興の方法等を検討します。
★貯蔵場所
・古谷ダム:リムトンネル(長野県佐久穂町大日向地区)
・余地ダム:監査廊(長野県佐久穂町余地地区)
★実験の主体
「佐久SAKE Aging研究会」(代表:黒澤酒造(株))
・構成:黒澤酒造(株)、佐久の花酒造(株)、橘倉酒造(株)、(株)土屋酒造店 、武重酒造(株)、(株)古屋酒造店、千曲酒造店(株)の7社
★貯蔵数(720mlビン、1,800mlビン)
・古谷ダム:688本
・余地ダム:2,674本
★その他
「佐久 SAKE Aging 研究会」は、ダムでの実験を行うにあたり次のことを佐久建設事務所と約束しました。
・古谷ダム、余地ダム貯蔵酒であることを明示し、PRする。
・貯蔵酒の品質について、味覚検査等適当な手法を用いて検証する。
・貯蔵酒の販売、PR等を通じて、地域の知名度アップ、観光客増加等の地域活性化に資する方法、効果等を検証。
信州八ヶ岳山麓の南佐久産契約栽培酒米“ひとごこち”を醸した生粋の信州酒 くちあたり柔らかく心地よい吟香と味わいの特別純米酒です。夏を濾して深みの増した深い味わいです。
佐久SAKE Aging研究会では、長野県と佐久穂町の協力の元、信州の恵まれた自然の中、治水の為に建造された県営余地ダムの管理用のトンネルを利用させていただき、
エネルギー負荷が少なく、 かつ冷蔵という画一的な貯蔵とは一線を画した方法として実験・研究・利用促進を図っていきたいと考え貯蔵・熟成の実験・研究を行いました
販売期間:2020年9月上~11月中数量限定です。
佐久地域の酒造会社有志が立ち上げた「佐久 SAKE Aging研究会」が、佐久穂町の県営余地ダムの施設内で本年5月12日から4か月弱、貯蔵してきた日本酒の販売に向け、ダムからの搬出作業を行います。
詳細は、以下のプレスリリース資料をご参照ください。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ
長野県佐久穂町役場
〒384-0697 長野県南佐久郡佐久穂町大字高野町569番地
0267-86-2525(代表)
長野県佐久穂町役場総合政策課
電話番号
0267-86-2525(代表)
FAX番号
0267-86-2633
対応時間
土・日曜日、祝日、年末年始を除く
「ダム×日本酒」の相乗効果は。長野県営余地ダム(佐久穂町)で約4カ月間貯蔵した日本酒が9月9日から販売される。長野県営のダム施設内で日本酒を貯蔵するのは初の試み。
今月9日から各社が店頭やインターネットなどを通じて全国に販売。古谷ダムには計約1300本を搬入し、複数年にわたって貯蔵する計画。記事ニッポンドットコム2019.09.11付
日本酒の貯蔵に活用された余地ダム=長野県佐久穂町(長野県佐久建設事務所:写真提供)
試飲会で紹介されたダム貯蔵の日本酒=長野県佐久市(写真提供:時事通信社)