近年、若い女性を中心に神社や寺院の御朱印がブームとなっていますが、城にはそれに似たような登城の記念となる「御城印」なるものがあることを知っていますか? 各城にどのような「御城印」があるのか、「御城印」が城のどこでもらえるのかなどを紹介。城主の花押が象られた松本城や月に祈る山中鹿之助が印象的な月山富田城など、個性豊かな「御城印」がありますが、最初の発行は「松本城」と言われています。各城の盛りだくさんな「御城印」です。
御城印の基本として、以下のポイントはおさえておきましょう。
御朱印の場合は持参した御朱印帳にその場で書いていただく「直書き」と、あらかじめ同サイズの紙に記入されたものをいただく「書置き」がありますが、御城印の場合は現状すべて「書置き」です。しかもそのほとんどは手書きではなく印刷となっていますので、御朱印とはまったく別物だと考えたほうがいいです。
ただし家紋等の朱印をその場で押してくれたり、日付を記入してくれるところもあります。日付については二条城のように最初から記載された状態で売られているものもあれば、年月日が空欄になっていて自分で書くもの、そもそも日付の記載がないものもありますので、ご注意ください。